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色覚サポートについて調べてみた

これまで色覚サポートの設定があるゲームを見かける事はありました。

特定の色の判別が難しい病気の人もいるんだろうな、程度の認識だったのですが、

「Cyberpunk 2077」をプレイしてたところ、色覚サポートの設定項目が第1/第2/第3と別れていてどういうこと?っとなったので、

気になって調べてまとめてみました。

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色覚サポートが必要な『色覚異常』について

私たちは、それぞれ顔や考え方が異なっているように、色の見え方や感じ方も同じではなく個人差があります。

その個人差が大多数の人と比べて大きく、色覚の検査で異なった結果を示す人は、医学的に「色覚異常」と診断されます。つまり「色覚異常」とは色覚の個人差を表す医学的名称といえます。

公益社団法人 日本眼科医会 HPより

まず色覚異常(先天色覚異常)は病気ではなく、平均的な人と比べて大きく色の見え方が違う個性を持つ人という事らしいです。

それに伴い2017年9月から日本遺伝学会により「色覚多様性」という呼称が提唱されるようになりました。

病気とばかり思っていたので、驚きました。

色覚異常の種類と原因

色覚異常の種類には主に以下の3種類あります。

  • 1型色覚【P型】(赤を識別するL錐体が異常)
  • 2型色覚【D型】(緑を識別するM錐体が異常)
  • 3型色覚【T型】(青を識別するS錐体が異常)

さらに、錐体の数に合わせて3種類の段階があります。

  • 3色覚(3つの錐体が揃っているが感度がずれたり、低かったりする)
  • 2色覚(どれか1種の錐体を持たない)
  • 1色覚(どれか1種の錐体しか持たない。または錐体を持たない。)

これら2つを組み合わせて、例えばM錐体はあるが、感度がずれていたり低かったりする場合、「2型3色覚」または「D型3色覚」と呼びます。

例外として「1色覚」については、組み合わせは無いようです。また、「1色覚」については色覚サポートで対応できる範囲ではないです。

どういう見え方になるのか?

上の画像は左から正常、1型、2型、3型の見え方の違いです。

ざっくり言うと1型と2型は「赤と緑の区別がつきにくい」3型は「黄と青の区別がつきにくい」と考えれば良さそうです。

区別がつきにくい色の組み合わせとして、茶と緑、緑と灰・黒、赤と黒、橙と黄緑、ピンクと灰・白、ピンクと水、赤と緑、青と紫があるといわれています。

また、色覚シミュレーション・補助ツールというモノが無料で公開されていたりするので、既存のゲームや開発中のゲームなどがどのように見えるのか試してみると分かりやすいかもしれません。

既存ゲームに見る色覚サポート

スプラトゥーン2

インクの色が青と黄に固定されるようになります。他に変化はないようです。

ネットの書き込みを見ていると、対策は不十分に感じるプレイヤーもおり、可能であれば自由に色選択出来るようにした方が良かったのではと思われます。

オーバーウォッチ

少し名称が独特ですが、色覚に合わせて「緑色弱」「赤色弱」「黄青色弱」の3種類から選択できます。

またフィルター強度で、フィルターの強さを100段階から調整出来るようになっています。

さらに、敵UIカラーと味方UIカラーをそれぞれリストから選択し、各人が見やすいように調整出来るようになっていました。

パズル&ドラゴンズ(パズドラ)

色覚サポートの対応としては、パズル時の画面の色調整になります。他のように細かい調整は出来ないため、全てのタイプをカバーした調整が行われていると思われます。

各色覚異常による見え方の違い

※上記の画像は全て色覚異常は全て2色覚での見え方になっています。

ぷよぷよeスポーツ

フィルターをONにすることで、色覚に合わせた色調整が出来るようになっています。

また「色のつよさ」で、各人が見やすいように10段階でフィルターの強さも調整できます。

まとめてみて

音ゲーやパズルゲーム、FPSなど色が重要な役割を占めるゲームでは、定番なオプション項目になりつつあるのかなという印象ですが、そうでないジャンルのゲームでは、まだまだ意識されてないのではないかと感じています。

もちろんすべてのゲームに色覚サポートが絶対必要という訳ではないはずです。

これは、色に頼らない遊びや、初めから色覚異常を考慮したデザインにすることで、色覚サポート項目が無くても改善出来ると考えるためです。

またそういった場合は、色の組み合わせ色だけに頼るデザインは避けるといった事に気をつけて開発を進めたいですね。

ということで、何か一つでもみなさんの参考になったら嬉しいです。
読んで頂き、ありがとうございました。

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